エアコンと古いものたち
volume 18



真冬だというのにsoupのビルのエアコンが壊れました。エアコンは寿命をとっくにすぎていたようです。それに先日から何度も電話がつながらなくっています。何かが壊れているわけではなく単に築40年の古いビルだから何かの加減でビル全体の回線がつながらなくなるのだそうです。修理の人が来ては何かスイッチをちょこっといじるとすぐに直るのでそれほど深刻にはとらえていません。

古いビルなのでしょっちゅう何かが起こっています。いまどきの新しいビルにはないこの雰囲気が好きなので多少のことは大目に見ることができます。でもそのたびにビルのオーナーの西川サンも修繕の出費で大変だろうなあと思います。いっそのこと取り壊して真新しいビルにしようなどという考えが西川サンの頭に浮かばないことだけを願っています。

古いものがなんでも新しいものよりもいいとは決して思いません。ただ、気に入ったものなら古くてもいいのではないかと思います。

clozzetで扱っている商品は日本から遠い国の遠い年月の過去のものたちです。自分が生まれた頃、またはお母さんやお父さんが子供の頃のものたちです。高価な美術品ならば大切に保存されてきたでしょうけれどもお菓子のおまけだとかもとはタダで配られていたものがおもです。できるだけきれいな状態のものしか扱わないようにしてはいるものの2004年製造のものと同じというわけにはいきません。そこにたしかな時間の流れを感じるか、あるいは許せないシミ、シワ、カケ、キズと感じるかの境界線は人によってまちまちです。それがこういう古いものを扱っていてとても難しいなあと思うところです。

ところで寒いのが大の苦手というだけあって異例の素早いアクションを西川サンがとってくれたおかげでエアコンはすぐになおりsoupのビルもあったかくなりました。

 

2004.2.24
clozzet
ヒダケイコ