フランスから届く玉手箱
volume 24


 

clozzetの商品は100%が海外から仕入れているものです。でも毎月のように買い付けにあちこちに行くわけにもいきません。そのためたとえばフランスからは蚤の市にお店を出しているフランス人が毎月のように荷物を送ってくれています。送ってもらうものは事前にファックスなどでやりとりして決めます。でも「とにかく見なければわからない」というものもたくさんあります。

そこで「とにかく見なければわからない」というものを詰め込んだ小包を送ってくれるフランス人がいます。フランスから届くその箱には何が入っているかわからなくてまるで玉手箱のようです。

どきどきしながら中を開くと日本人の目からみて「ん?なんじゃこりゃ」というものと驚きのかわいいものがいっぱい詰まっています。その中からこちらでほしいものを選んでほしくないものを送り返します。その箱が届いた時は急遽、お店の一角が蚤の市での買い付けのような状態になります。

箱の中に入っているものたちについてはそれが何年頃のものだとかこんな状態で見つかることはめったにない、など一つづつのものに対する深い想いをまめに書いたものも送ってくれます。

その荷物を送ってくれるフランス人はひげもじゃのオジサンです。なんとなく似合わないのですけれどオジサンは小さなかわいいものをいとおしそうに大切に扱います。箱の中に入っているものはすべてびっくりするくらい丁寧に梱包されています。どうやら奥さんと幼い子供たちも参加して梱包しているようです。フランス人のものを大切に扱う姿勢には感心します。

なのでこちらでも買い取ったものはもちろん大切に扱います。それだけでなく「ん?」と思って返却するものもできるだけ丁寧に梱包してから返却します。

返却の小包にはオジサンの子供さんたちのために日本のポケモンのお菓子などを同封したりします。そして返却商品が届くとフランスからファックスが届きます。(Eメールなどという近代的な手段はそのオジサンには使えないのです)ファックスをもらうと荷物が無事に届いたことにひとまず安心します。でも日本のお菓子をオジサンも喜んで食べているという報告に「子供さんのために送ったのにな〜」なんてにっこりしています。

2005.3.15
clozzet
ヒダケイコ