| パリから送った船便の荷物が長い時間を経て先日やっと届きました。今年のパリの買い付けはパリの異常な暑さのせいで夏風邪をひくなどぼろぼろになりました。
今年もアパルトマンを借りました。前回のアパルトマンがとてもよかったので同じところにと思っていたのに残念ながら借りることができませんでした。はっきり言って今回みつけたところはハズレでした。
まず、ついたその日のうちにトイレが壊れました。さらに冷蔵庫のドアが閉まらなくなりました。大家さんに連絡したら「すぐに修理の人をよこします」と言われたもののあまりにすんなりとした返事だったので不安でした。不安は的中で修理の人は何日も来ませんでした。そして一番の失敗は鍵を部屋の中に入れたままバタンとドアを閉めたことでした。
パリのアパルトマンのドアは古いくせにオートロックになっています。合鍵をもらいに大家さんの家まで行くと大家さんはたくさんの鍵をぐちゃぐちゃに置いた前で途方にくれていました。「どれが合鍵かわからない。。。」。
しょうがないので20個以上ある鍵を全部持って帰って一個づつ試してみてもやっぱりいやな予感があたりどれも合いませんでした。(きっとトレイの修理屋さんが持ったままだったのかもしれません)。そのあとどうしたかは長くなるので今度にします。
そんなアパルトマンの一階の出入り口にはいつも閉じたままの大きな鉄の扉がありました。ある朝、でかけるときに扉が少し開いてたので中をのぞくと窓がひとつもないまっくらな部屋がありました。部屋の中には大きな長いテーブルがありその上に火をつけたばかりの小さなろうろくが並んでいました。
そして突然に暗い中からぬっと大きなおじさんが出てきました。ひえ〜!と飛び上がる私たちにおじさんは「ボンジュール!」と挨拶してくれました。その時はあまりに怖くて何も言えず逃げてきました。それから毎朝、アパルトマンを出るときにちょっと期待して鉄の扉のほうをのぞきました。でも開いていることは一度もありませんでした。いったいあの部屋では何が行われていたのでしょう。
今は船便の荷物を開きながらひとつひとつのモノたちとの再会にわくわくしています。そして クーラーもない灼熱のアパルトマンの中で「もうパリなんて来たくない!」なんて言っていたこともすっかり忘れまた行きたくなっているから不思議です。
2005.9.30
clozzet
ヒダケイコ
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