子供の頃から大好きな絵本が「ちいさいおうち」です。
草原にたつ小さなおうちは小さいけれどずっと何代も住めるようにとしっかりと建てられた家です。小さな家は気持ちのいい丘の上にたって四季の変化を楽しんでいたのにいつしか家のまわりにビルがたち、地下鉄が走り車が走り小さなお家はビルとビルのはざまでぼろぼろになっていきます。大人になってから読み返しても家はどうなってしまうのだろうとはらはらするところです。でもちゃんと田舎に移動してもらって人が住むようになってハッピーエンドになるのでほっとします。
soup/clozzetはオープンしてから5年になります。
あっというまに過ぎた時間ですがこの5年の間にお店のまわりの風景は変わりました。
最初は目の前に大きな銀行のビルがありました。ATMが近くて便利ではありましたけれど銀行の影になってひっそりしとした裏道という感じでした。しかもまわりはオフィスビルばかりなので「まさかこんなところでお店をするわけでは。。」と言われたものです。
でも徐々にまわりが変わっていきました。まわりにかわいいカフェができたりして明るくなりました。そして一番大きな変化は目の前の銀行のビルが解体されたことです。そして今はホテルになっています。ホテルは前面にオープンなスペースを作ったので大きな通りからもsoupが見えるようになりました。
まわりがどんどん変わっていってもsoupの窓から見える川の流れは変わりません。そしてsoupの中にあるモノたちもずっと何十年も前のモノたちなので今さらの時間の流れに関係なく静かにそこにあります。
絵本の中の「小さいお家」のように時代やまわりの風景が変わってもやっぱり愛情を持ってきちんと作られたものは残っていくのだと思います。
2007.11.14
clozzet
ヒダケイコ
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| 「小さいお家」とsoup/clozzetの5年 | |
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29 |
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